2017年 02月 01日
待っていた素材が入荷しました
昨年夏に注文していた、この口栓の材木(北米産)がやってきました。
古くからお付き合いのある服部商店さんが直接現地へ赴き、多くの労力をかけて買い付けてくださいました。
この素材の呼び名はイロイロあります。
リコーダー製作家のあいだでは “フロリダシダー" という愛称が一般的です。
ところが材木屋さんに注文するときには その店によって、 “ベイスギ(米杉)“ 、 “サザンレッドシダー“、 “ウェスタンレッドシダー“、 あるいは “アロマティックシダー“、と呼び方も様々です。
厚みの違う、約100本の材木をご覧の通りの人海戦術で工場に運びます。
ちなみにトーテムポールはこの木で作られているそうです。
以前は使用するピンクの部分が美しく拡がっていましたが、最近は良質の素材が少なくなりました。
早速、材木を切った端(木口)からヒビや割れが入らないように、割れ止め液を塗布します。
これから数年乾燥させた後加工を始め、徐々にリコーダーのブロックになっていきます。
この木はヒノキ科に属し、今工場は甘い香りでいっぱいです。
今晩ここで眠ると、アロマの中で癒されてぐっすりと熟睡できるかも知れませんね。
by takeyama-recorder
| 2017-02-01 14:41