2017年 03月 03日
かえで材 ①
今年も秋田県の山林からトラックに載って大阪にやって来ました。
あらかじめ製材してもらった角材を工場に運ぶのですが、凍った氷が接着剤のように引っ付いて、それぞれの材木を剥がすのが大変です。
この後直ぐに溶かしたパラフィンを、これらの角材の木口に一本一本浸していきます。
そしてカビが生えないように風が通り抜けるスペースを作って並べていきます。
工房の三階は風通しを良くするために外壁の一部を金網で覆っています。
ここから外の環境に慣らしていくシーズニングという工程に入ります。
工房では、早くて三年から五年(素材によっては十年以上)かけて、リコーダーの素材としての熟成をゆっくりと見守って行きます。
by takeyama-recorder
| 2017-03-03 11:05